人による「負の感情」から発生する“呪い”
その呪いと呪術師の戦いを描く『呪術廻戦』
そして最高潮の盛り上がりを見せる
呪術によるバトル・ロワイアル———
「死滅回游」
…ですが、「むずかしい」「わかりにくい」という声を聞くこともあります…
しかし理解すると本当に面白い!
今回はその「死滅回游」のルールについてどこよりもわかりやすくをモットーに解説していきます!
この記事を読んでわかること!
- 「死滅回游」のルール内容
- 「死滅回游」最新の追加ルールとその内容
※この記事は本誌のネタバレが含まれています。
アニメや単行本派、ネタバレが苦手な方はブラウザバックを推奨いたします。
「死滅回遊」総則(ルール)一覧
2018年10月31日24:00———
呪物の封印を解いた羂索の手により「死滅回遊」が始まりました。
そして我ら読者を置き去りにするような難しいルールがいきなり告げられました(笑)
死滅回游〈総則〉
- 泳者は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
- 前項に違反した泳者からは術式を剥奪する
- 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
- 泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る。
- 点とは管理者によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。
- 泳 者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。
- 管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
- 参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。
- 泳者は他泳者の情報———“名前” “得点” “ルール追加回数” “滞留結界”———を参照できる。(鹿紫雲一追加ルール)
- 泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。(日車寛見追加ルール)
- 泳 者は身代わりとして新規 泳者を結界外から招き、100点を消費することで死滅回游から離脱できる。(伏黒恵追加ルール)
- 泳者は結界を自由に出入りすることができる。(伏黒津美紀追加ルール)
- 死滅回游への参加を現時点2018年11月18日21時9分をもって打ち切る。(羂索追加ルール)
- 夏油傑 伏黒恵 氷見汐梨を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する。(羂索追加ルール)
- 天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする。(羂索追加ルール)
最初に告げられたルールは〈総則8〉まで。
〈総則9、10、11、12、13、14、15〉は追加されたルールです!
それでは一つずつ解説していきます!
「死滅回游」ルールをわかりやすく解説
「死滅回游」のルールを知る前に
羂索は「死滅回游」を始めるにあたって、1,000年前からコツコツと2種類の非術師にマーキングを施していました。
その数はおよそ1,000人———
そして2018年10月31日24時ごろ、マーキング済みの非術師に対し、「無為転変」によってその封印を解きました。
封印を解かれた非術師たちは術者として覚醒、そして“ 泳者 ”として「死滅回游」へ強制参加する形となりました。
なぜ強制参加なのかはルールの中に記されています!
マーキング済みの2種類の非術師とは
- 虎杖悠仁のように呪物を取り込ませた者(受肉タイプ)
※過去の術師などが呪物となり、それが受肉し現代に復活した形 - 吉野順平のように術式は所持しているが、脳のデザインが非術師の者(覚醒タイプ)
※術式だけを所持していた現代の非術師が「無為転変」により術者となった形
1.は“器”としての強度を底上げし、2.は術式を使用できるよう脳の構造を術師の形に整えました。
〈総則1〉
泳者は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
「参加を宣誓しなければならない」ということは、日本全国各地に点在する10の結界内に潜り込む必要があります。
また、泳者の覚醒が「渋谷事変」後の10月31日24時なので、11月19日24時が期限となっています。
宣誓=結界に侵入
期限付き=強制参加
なのです!
なぜ強制参加であるかは、〈総則2〉に記しています!
〈総則2〉
前項に違反した泳者からは術式を剥奪する
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
「術式の剥奪」=「死」です。
故に参加を拒否すれば死んでしまいます。
11月19日の24時までに結界に入らないと死んでしまうってことですね!
ただし術式を持っていない術師はノーリスクであると語られています。
〈総則3〉
非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
「死滅回游」に関係のない術師 及び 非術師も結界に侵入してしまった時点で参加したと見做し、プレイヤーとなってしまいます。
ただし結界内に元々いた「死滅回游」に関わりのない者は、一度だけ外に出る権利を与えられます。
「死滅回游」の結界は羂索が無理をして作った結界なので、羂索有利に働くような無理な条件付けはできないようになっています!
なので最初からいる人は外に出られるわけですね!
また、結界の侵入には結界の法則(ルール)があります。
「死滅回遊」ルールにはない結界の法則(ルール)
結界侵入時、コガネの問いかけに対し応答することで、泳者は設定された9つの地点にランダムで転送される。
ただしコガネの問いかけに応答した場合のみ適応されるため、応答しない場合は転送されることはない。
〈総則4〉
泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
これがまさにバトル・ロワイアルであって、プレイヤー同士の殺し合いをさせポイントを奪い合うシステムとなっています。
「呪力の理解を深める」という生命をかけた戦いですね!
それすら嘘もしれないです!
「死滅回游」は謎が多いので!
〈総則5〉
点とは管理者によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
〈総則4〉によるルールにおいて術師の生命を絶てば5点、非術師の生命を絶てば1点をゲットできるという仕組みになっています。
ちなみにゲームマスターとは、プログラムそのものであって羂索ではありません。
そのゲームマスターの“窓口”として各プレイヤーに1体ずつ憑くのが「コガネ」という式神になります。
〈総則6〉
泳 者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
〈総則4〉 、 〈総則5〉により100点貯ればゲームマスターと交渉し新しくルールを追加できます。
窓口であるコガネに質問やルール追加の申請ができます!
〈総則7〉
管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
〈総則6〉より「死滅回游」というゲームの運営に差し支えるルールに関しては追加することができません。
また、〈総則3〉で記述した通り、「死滅回游」の結界は羂索が無理をして作った結界なので、ルール追加においてもプレイヤー側とゲームマスター側で公平な仕様となっています。
無理な条件付けはできないってやつですね!
羂索有利にルールが働くことはないですね!
〈総則8〉
参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
結界内に入り参加スタートして19日が経過した場合、または手持ちの得点が変動してから19日が経過してしまうと、プレイヤーから「術式が剥奪」が適応されてしまいます。
ゲームに消極的なプレイヤーは得点を稼ぐことができず、19日が経過してしまうと「術式の剥奪」=「死」という結果になってしまいます。
バトル・ロワイアルの活性化が目的ですね!
「死滅回游」追加ルールをわかりやすく解説
虎杖たちは伏黒の義姉 津美紀や、「死滅回游」に巻き込まれた者がゲームルールの影響を受けないよう、いくつかのルール追加を目指しています。
虎杖たちが追加したい〈総則〉ルール
- プレイヤー間の得点の譲渡(伏黒案)
- ポイントを消費し「死滅回游」からの離脱を可能にする(伏黒案)
※ただし「死滅回游」の永続に抵触してしまう恐れがあるため、「死滅回游」に引き込む身代わり案が必要 - 連絡手段の確立(乙骨案)
- 結界の出入り(乙骨案)
〈総則9〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
泳者は他泳者の情報———“名前” “特典” “ルール追加回数” “滞留結界”———を参照できる。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第158話
東京第1結界のプレイヤー、鹿紫雲一により追加されたルールです。
これにより、他プレイヤーの情報についてはコガネを通じて確認することができます。
〈総則10〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第167話
東京第2結界のプレイヤー、日車寛見が虎杖の求めに応じ、追加されたルールです。
これによって〈総則8〉“19日以内にポイント変動がない場合「術式の剥奪」=「死」”から免れることができるようになりました。
「死滅回游」に積極的でないプレイヤーや、結界内にいる非術師の救済ができるようになりました!
〈総則11〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
泳 者は身代わりとして新規 泳者を結界外から招き
100点を消費することで死滅回游から離脱できる。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第211話
東京第1結界のプレイヤー、伏黒恵により追加されたルールです。
恵の義姉 津美紀や他泳者が「死滅回游」を離脱できるように設けられた救済のルールとなります。
身代わり+100得点を消費するのって、泳者にとってはハードルの高い条件ですね…
〈総則12〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
泳者は結界を自由に出入りすることができる。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第212話
東京第1結界のプレイヤー、伏黒津美紀に受肉した1,000年前の術師、万により追加されたルールです。
千年ぶりの闘いを求める万は、場所と相手を自由に選ぶため、結界の出入りを自由にしました。
万曰く、初めての相手はやっぱり“スクナ”とのことです…
旧知の仲でしたか!
〈総則13〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
死滅回游への参加を現時点2018年11月18日21時9分をもって打ち切る。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第220話
羂索は死滅回游を終わらせるべくこのルールを追加しました。
通常であれば「死滅回游」は永続を謳うため、このルールは却下されます。
ただし天元を手中に収めた羂索は、コガネに圧力をかけ、強制的にこのルールを追加させました。
そしてその理由は、次のルール〈総則14〉にあります。
より優れた結界である浄界。
「死滅回游」は天元が作ったこの浄界をベースに作られた梵界(浄界より優れた結界)であるため、天元を手中に収めた羂索により「死滅回游」の結界を破壊することが可能となっています。
この条件を利用し、コガネにルール追加を強要しました。
梵界>浄界>結界って感じです!
コガネが焦ってバグってたね(笑)
〈総則14〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
夏油傑 伏黒恵 氷見汐梨を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第220話
夏油傑の体を支配する羂索。
そして伏黒恵の体を支配する宿儺…。
永続する「死滅回游」を終わらせるという無理難題の“縛り”を自身に課している羂索は———
自身と宿儺以外の泳者を抹殺することで、このデスゲームは終了するよう、このルールを追加しました。
浄界を破壊して、「死滅回游」を強制終了させればいいのでは?
浄界を破壊してしまうと、天元と同化するための境界(10結界と結界を結ぶ境)が消えてしまいます!
最初から最後までややこしいゲームです(笑)
〈総則15〉追加ルール
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』
天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする。
© 芥見下々/集英社『呪術廻戦』第248話
乙骨の急襲に倒れた羂索———
羂索は自信が死んでしまうことを想定し、「死滅回游」に保険をかけていました。
そして乙骨前に倒れたことで、その保険が発動しこのルールが追加。
伏黒恵の体を乗取っている宿儺は、羂索との約束によって天元と人類の同化を引き継ぐ形となりました。
約束=縛りかと…
約束の詳細は221話です!
『呪術廻戦』死滅回游のルール解説|まとめ
「死滅回游」のルール解説はいかがだったでしょうか?
こうやって見るとそこまでむずかしい物ではありません!
また、むずかしく感じさせる理由はたった2つだと思っています。
それは———
- 一見むずかしそうに書かれているルール
- バラバラに描かれている時系列
この2つさえクリアすればかなり楽しめると思います‼
今回はそのルールについてのみ深堀りすることができました!
まだまだ続く「死滅回游」
そしてルール追加が行われていくと思いますので、新しい情報があれば追記していきたいと思います!
「死滅回游」時系列は別記事にします!
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