原作の「幼魚と逆罰」編の位置づけとなるアニメ第10話「無為転変」
いよいよ真人の能力「無為転変」が明らかとなります!
相対するは一級呪術師 七海健人!
一級呪術師 vs 未登録の特級呪霊の激アツな展開‼
この記事はこんな人にオススメします !
- アニメ版【呪術廻戦】第10話を見逃した人
- アニメ版【呪術廻戦】第10話を振り返りたい人
- 【呪術廻戦】の用語や解説など補足がほしい人
アニメ『呪術廻戦』第1期の地上波再放送に伴い、あらすじを振り返りたい方や『劇場版 呪術廻戦0』から入った方は是非ご覧ください!
2022年4月3日(日)夕方5時より再スタートしました!
※本記事はネタバレ要素を含みます。
また、リンク先には『呪術廻戦』アニメ第10話以降のネタバレが含まれていることがあります。
ネタバレが苦手な方はブラウザバックを推奨します。
【呪術廻戦ネタバレ】アニメ10話「無為転変」のあらすじ
———あらすじ———
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
吉野の調査を任された虎杖は、補助監督の伊地知に作戦を聞く。
低級の呪いに吉野を襲わせ、反応を確かめるというが作戦は失敗し、虎杖は吉野に直球で声をかける。
結果的に嫌悪する担任教師を追い払ってくれた虎杖を見て、吉野は話を聞く気になる。
一方、真人のアジトを突き止めた七海は地下水路で真人と相まみえるのだった。
吉野順平
神奈川県立里桜高等学校———
映画好きの吉野順平は、映研の部室で友人らとB級映画について語り談笑していました。
しかしそこへ突然不良グループが現れます…
「アレ?なんでいんの?ここ俺らの部室にするから使うなって言ったよな!」
順平たちはすぐさま部屋を出ようとしますが、不良グループのリーダー伊藤翔太は順平のDVDを踏みつけていました。
「これ持って帰るから足どけてくれる?」
そんな口をきく順平を生意気に思う不良たちは順平を袋たたきにしてしまいます———
アニメオリジナルですね!
話をわかりやすくするための悲しいシーンです…
真人と順平再び
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「好きの反対は無関心なんて初めに言った人はちゃんと地獄に落ちたでしょうか」
順平は、薄暗い地下水路で呪霊 真人と“人の悪意”について話をしていました。
「これは?」
そう尋ねる順平の目の前にはとても大きく膨れ上がった何かがいました。
「1人の人間をどこまで大きくできるかの実験」
そう答えた真人は更に別の何かを披露します。
それは手のひらで収まるサイズの小さくした人間でした…
少し驚いただけの取り乱さない順平を見て真人は尋ねます。
「順平は死体に慣れてるの?」
「それが僕の母だったら取り乱し 真人さんを憎んでたかもしれません」
そう答える順平は、日頃からいじめを受けているため人間の醜悪さをよく知っています。
だから他人に期待してないし、他人の死に何も思うところはないと言います。
そして
「“無関心”こそ人間の行き着くべき美徳です」
そう答えました。
しかし不良たちへの“復讐心”という矛盾を抱えている順平。
そんな順平に対し、人に「魂」はあるがそれは「心」ではないと真人は告げます。
「俺はこの世界で唯一 魂の構造を理解している」
「それに触れることで生物の形を変えているからね」
喜怒哀楽は全て魂の代謝によるものと告げる真人にとって、魂は肉体と同じで何も特別ではありません。
命に価値や重さなんてなく、お腹が減ったら食べるように、憎いなら殺せばいいと真人は順平に告げます。
「俺は順平の全てを肯定するよ」
その言葉を聞き順平は真人をまっすぐ見つめていました…
順平ちゃんをそそのかしてる…
真人と順平のこのやり取りは原作以上に掘り下げられてるので是非アニメでチェックしてみて下さい!
尾行
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「アレ?私服?」
虎杖は補助監督の伊地知と共にしばらく高校に通っていない順平を尾行していました。
» 用語解説「補助監督」とは
「人気のない所に出たらコイツに彼を襲わせます」
そう告げる伊地知の隣には、檻の中に収まる蠅頭と呼ばれる小さな呪霊がいました。
» 用語解説「蠅頭」とは
そして伊地知は虎杖に作戦を告げます。
- 「呪いを視認できない一般人の場合 虎杖君が救助してください」
- 「視認できるが対処する術を持たない場合 同様に虎杖君が救助 同事件当日の聴取をします」
- 「呪術で蠅頭を祓った場合 即時拘束します」
- 「二級呪術師以上のポテンシャルが吉野順平にあった場合、一度引いて七海さんと合流します」
「二級ならギリなんとかなると思うけどなぁ」
と答える虎杖に対して伊地知は「呪霊ならね」と告げました。
通常 呪霊と同等級の術師が任務に当たる
つまり二級術師は二級呪霊以上に勝つのが当たり前
二級呪術師は一級呪霊に近い実力を持つ
“四級以下の呪霊は確実に祓える”というのが、呪術師と非術師の分水嶺となる。
引用元:呪術廻戦 公式ファンブック
一級以下の呪術師の等級には、同等級の呪霊との間に一段階ずつ、明確な実力差が生じる様に設定されている。
「なんで俺はそういう大事な情報知らないの」
と嘆く虎杖に。
五條さん適当だからと伊地知はため息をつきます。
そして車を降りる2人。
「なんか自作自演みたいで気が乗らないなぁ」
そう呟く虎杖ですがいよいよ作戦開始です‼
伊地知さんは相変わらず気苦労が耐えないねぇ
五条先生がいないのにね(笑)
無為転変
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「異形 手遅れとはいえ 人を殺めるのは気分が悪い」
「残業は嫌いなので手早く済ませましょう」
そう告げる七海は地下水路にて真人と対峙していました。
一進一退の攻防の中、七海の攻撃により真人の腕はちぎれます!
「俺ちゃんと受けたよね?呪力で そういう術式?」
不思議そうに問う真人。
「“そういう”とは?他人任せな抽象的な質問は嫌いです」
と返す七海。
ここまで会話が成り立つ呪霊…
五条からの報告にあった未登録の特級呪霊2体、それと無関係とする方が不自然と七海は推察します。
そして真人は自身の術式を開示し始めます———
「肉体の形は魂の形に引っぱられる」
「治癒じゃない 己の魂の形を強く保っているんだ」
「もう分かったでしょ 俺の術式は魂に触れその形を変える」
「無為転変」
そして真人は小さくした人間を大きく異形の姿へと施しました。
そんな真人に七海は告げます———
「17時半…今日は10時から働いているので」
「何がなんでも18時にはあがります」
虎杖と順平
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「駄目じゃないか学校サボって」
学校に来ない順平を教師が尋ねてきました。
「聞いたか?佐山・西村・本田 亡くなったって オマエ仲良かったよなぁ」
「は?」
と驚きを隠せない順平。
続けざまに教師はこう言います。
「友達もいないオマエをよくかまってやってたろ それなのに葬式にもでないで…」
仲良し?
僕が?
あいつらと?
正気じゃない…
日頃、いじめを受けていた順平…
なにも知らない見て見ぬ振りをする教師…
そんな教師に対し順平は怒りに満ち溢れていました。
その時に思い出したのは真人の言葉です。
「俺は順平の全てを肯定するよ」
そして順平は教師に向かって右手を構えます…
と、次の瞬間———
「ストォーップ!!!」
虎杖と伊地知は作戦に使うはずの蠅頭を取り逃がし順平の前に飛び出していました!!
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
あ コイツ 見えてるな
同時に順平が呪霊を視認していることを確認しました。
電柱に激突するも持ち前の運動神経で見事に蠅頭を捕獲!!
「なぁ ちょっと聞きたいことあっからさ 面かして」
話しかけてくる虎杖の制服を確認する順平。
このボタン…
「待て 今 俺が話してるだろ!! 失礼だな」
急に割って入ってきた虎杖に対し怒る教師。
「あーいや かなり大事な用でして」
そう言って虎杖と順平は教師を振り払いました。
「なんで…」
と驚く順平ですが、
「嫌いな奴にいつまでも家の前いてほしくねーだろ とりあえずアッチいこうぜ」
そう言って順平を連れ出しました。
虎杖くんは本当に素敵な性格!
友達にしたいランキングあれば1位のキャラです(笑)
七海 vs 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
一方その頃、七海は真人に苦戦を強いられていました!
「よく動くね」
そう告げる真人は自身の術式で、体の形を自在に変形させ七海を襲います!!
楽しい———
真人は思わずそう感じていました。
不利な戦いに七海は考えます…
形を変えるのに元の人間の質量は関係ないのか?どちらにしろ私との術式とは相性が悪い…
そんな時———
「タす…ケでぇ…」
改造させられた人間が涙を流しています…
『一度改造させられた人間はまず助からん 襲われたら迷わず殺せ それが被害者のためでもある』
そんな家入の言葉を思い出す七海———
「魂が揺らいでいるよ」
大量の異形と戦わなければならない七海をあざ笑う真人。
そして———
「アンタ何級?」
と七海に問いかけます。
「一級」と答える七海に対し実験体としてベスト
「俺は運がいいね 感謝するよ」
そう告げる真人はスピードを上げ、その手で七海に触れました!
術式「無為転変」により右腹部に激痛が走る七海‼
「呪術師は体を守ることはできても 魂を守ることはしてきてない」
「第一“己の魂を知覚する”これができなきゃそれは叶わない」
しかし無意識に魂を呪力で覆っていた七海はなんとか一命を取りとめていました。
「まぁ あと2、3回触れて 人間やめさせてあげる」
そして攻撃を続ける真人!
「こんなもんか一級呪術師」
「よく逃げ回ったけど 色々と限界でしょ」
そう告げる真人。
「フーッ」
そうため息を付き落ち着いている様子の七海はネクタイを外します———
「残念ですが」
そう告げる七海の呪力が膨れ上がるのを感じる真人。
「ここからは時間外労働です」
【呪術廻戦】アニメ第10話「無為転変」の主要な登場人物
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
【呪術廻戦】アニメ第10話「無為転変」の感想
前回アニメ第9話から始まった「幼魚と逆罰」編。
かなりシリアスなタッチで、真人と順平の言葉遊びは少年ジャンプ?というほど大人びたものでした。
今回もそんな【呪術廻戦】アニメ第10話「無為転変」の見どころをピックアップしていきたいと思います。
アニメ第10話は原作の21話~23話中盤までの内容となっていました!
- こだわりのバトル設定
アニメ第9、10話のバトルを通じて、呪術廻戦における一級術師や特級呪霊の立ち位置が明確になってきました。
バトルにおける等級設定や各キャラクターの術式など、たくさんの拘りを詰め込んでいるところが初見殺しですが、逆に何回も見返せるところが呪術廻戦の面白いところだと感じました! - 真人
真人は生まれてまもない呪霊です。
“人間の負の感情から産まれた呪霊”のもつ醜悪さが見事に表現されていました。
お喋りで子供っぽい真人と大人の対応をする七海が非常に印象的でした。
また順平との会話では“無関心”について掘り下げられていて、原作にはない言葉遊びがシリアスな世界観を際立たせていました!
これは原作へのリスペクトある変更点だと感じました。
真人の術式にスポットが当たりましたが、次回は七海の術式が明らかになります!
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