「幼魚と逆罰」編の最終局面———
この戦いで領域を獲得した真人に立ち向かう虎杖と七海!
そして長かったこの戦いは、ついに決着を迎えます‼
この記事はこんな人にオススメします !
- アニメ版【呪術廻戦】第13話を見逃した人
- アニメ版【呪術廻戦】第13話を振り返りたい人
- 【呪術廻戦】の用語や解説など補足がほしい人
アニメ『呪術廻戦』第1期の地上波再放送に伴い、あらすじを振り返りたい方や『劇場版 呪術廻戦0』から入った方は是非ご覧ください!
2022年4月3日(日)夕方5時より再スタートしました!
※本記事はネタバレ要素を含みます。
また、リンク先には『呪術廻戦』アニメ第13話以降のネタバレが含まれています。
ネタバレが苦手な方はブラウザバックを推奨します。
【呪術廻戦ネタバレ】アニメ第13話「また明日」のあらすじ
———あらすじ———
間一髪で真人の一撃を防ぎ虎杖を救った七海。ここで確実に真人を祓うため虎杖と七海は息の合った攻撃を重ねる。真人は改造人間を使い虎杖を精神的にも追い詰めようとするが、虎杖はそれを乗り越える。畳み込まれる攻撃に追い込まれた真人は「死」を感じ——。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
七海参戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
鼻血を流す真人に対し七海は違和感を感じていました。
何故なら七海の攻撃は真人には通りません。
それに対し七海はこう考えます———
- 虎杖君に奴の術式が効かない
- 虎杖君を殺せない理由がある
どちらにせよ好都合と判断した七海は虎杖にこう告げます。
「ここで確実に祓います」
それに「応!!」と強く応える虎杖!
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
そんな2人を見た真人は、虎杖に注意を払いつつ、まずは七海を先に始末しようと企んでいました。
真人は再び腕や体を凶器へと変形させ攻撃を仕掛けます!
一進一退の攻防!
そんな中、真人はなんと体を子供の形へと変形させ2人の攻撃を逃れます!
真人は考えます———
形を小さくしたままでも虎杖悠仁に一撃で仕留められる危険がある。
真人はそんな虎杖に対し
「本当に天敵だな」と認めます。
そして———
「短髪のガキを殺せ」
と口から吐き出した改造人間に命令を下しました!
真人の思惑通り、戸惑う虎杖。
そして「虎杖は人間を殺せない」と確信します。
「お…」「…がい」「ころして」
そう告げる異形の人間を見て虎杖は苦しみます…
一方、七海は真人の右腕に捕まっていました。
「次はアンタと闘わせようと思うんだ 今度は泣いちゃうかな?」
七海を異形にし虎杖と戦わせようと、真人は目論みます。
「現実と理想の擦り合せができていない 馬鹿な子供は」
と虎杖を罵る真人に対し七海は告げます———
「馬鹿はアナタです」
次の瞬間、頭上から虎杖が現れ真人の右腕を掴みます!!
虎杖が改造人間を殺してきたことを察する真人…
そして2人の息のあった攻撃に真人は手も足も出せずにいました!
その瞬間に真人は
「死」に対しインスピレーション受けます!
今ならできるよね———
領 域 展 開
自閉円頓裹
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
領域展開「自閉円頓裹」
「クソッ」
と言葉を吐く七海。
窮地の最中、なんと真人は領域展開を会得したのでした‼
「今はただ 君に感謝を」
と呟く真人。
気づけば七海は真人の領域内に閉じ込められていました!
領域の外観は黒く大きな球体でした。
「ざけんな!!」そう叫ぶ虎杖はその球体を叩きつけます。
なんでナナミンだけ閉じ込められた!?と焦る虎杖。
一方の七海は領域内でこう考えます———
呪力で構築した生得領域内で必殺の術式を
必中必殺へと昇華する
私の到達できなかった呪術の極地
恐らく奴の魂に干渉する術式は
原型の掌で触れることが発動条件
文字通り 掌の上
そう冷静に分析していました。
「クソッ」
と再び言葉を吐き捨てる七海は思います———
真人の領域は必中すぎる!
GANTZのような球体ですね!
七海の過去
呪術師はクソだ
他人のために命を投げ出す覚悟を
時に仲間に強要しなければならない
だから辞めた というより逃げた
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
———それは七海のサラリーマン時代
「好きなんですか?カスクート」
「いつも決まってコレですよね」
毎朝通うパン屋では顔なじみとなった七海は女性店員にそう問いかけられていました。
それに対し、そっけない返事を返す七海ですが
「また来てくださいねー」
そう笑顔で返す女性店員の背後には蠅頭が取り憑いていました。
» 用語解説「蠅頭」とは
蠅頭……
放っておいても問題はないでしょう
下手に処理してヘンテコ霊媒師と思われても面倒だ
そんな七海は社内でも現在と変わらず生真面目な一面を見せていました。
しかし、その頃の七海の考えは違っていました———
自分は“やり甲斐”とか“生き甲斐”なんてものとは無縁な人間
3、40代までに適当に稼いで
あとは物価の安い国でフラフラと人生を謳歌する
七海は高専を出て4年、寝ても覚めても金のことだけ考えて生きていました…
遅くまで働き職場で一夜を過ごすこともある多忙な日々。
———そんなある日のこと
「大丈夫ですか?」
と、いつも通うパン屋の女性店員からそう声をかけられました。
「……貴女こそ 疲れが溜まっているように見えますが」
そう返す七海。
「あ 分かっちゃいました? 最近なんか肩が重いというか眠りも浅いし」
肩を叩きながら答える彼女には相変わらず蠅頭が取り憑いていました。
それを見つめ一歩前へ出るように七海は告げます。
歩み寄る女性店員に対し、七海はその肩に憑いた蠅頭を一瞬で祓いました。
「肩どうですか?」
そう尋ねる七海。
「あ はい アレ!? 軽い!!」
と驚く彼女に、
「違和感が残るようでしたら病院へ 失礼します」
と足早に去る七海。
待ってと七海を引き留めようとする彼女は
「ありがとー!! また来て下さいねー!!」
と告げました。
「ありがとう」
“生き甲斐”などというものとは無縁だと思っていた七海は、気づけばスマホを取り出し電話をかけていました。
「ええ 明日にでも高専に伺い…何笑ってるんですか?」
と七海は電話越しの五条悟にそう話していました。
両面宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「無為転変 君に感謝を」
そう呟く真人。
「必要ありません それはもう大勢の方に頂きました」
「悔いはない」
七海がそう告げた次の瞬間!
バリンッと大きな音を立て領域内に光が差し込みました!!
「何で入れる?」と驚く真人でしたが、そこには領域を破り侵入する虎杖の姿がありました!!
領域展開の特徴
- 結界内の耐性を上げるほど外からの攻撃に弱くなる
- 「領域」は“閉じ込める”ことに特化した結界のため、逆に侵入することは容易い(理由として侵入者にメリットがない)
- 「無量空処」や「自閉円頓裹」のように相手を領域に引き入れた時点で価値が確定するとなれば尚更
それを見た七海は思います———
虎杖君の内には
触れてはいけない “魂” が在る
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
「言ったはずだぞ 二度はないと」
一瞬で斬られる真人!!
真人の生得領域は塗り替えられ、屍の上に鎮座する宿儺がいました!!
驚く虎杖、そして七海!
天上天下唯我独尊
己の快・不快のみが生きる指針
眉一つ動かさず宿儺は思います———
七海が死のうと
真人が死のうと
どうでもいい
奴(伏黒)以外は
心底どうでもいい
そして真人の領域は砕け散り、宿儺に斬られた真人はその場に沈み込みます!
そしてこの好機を逃すことなく虎杖は真人に向かいます!
真人は領域展開で莫大な呪力を消費し、瀕死の状態でした。
まさに切り札
最終奥義
それを宿儺め…!!
だがここが瀬戸際!!
絞り出せ!!
最後の呪力を!!
呪力を振り絞る真人は体を風船のように巨大化させました!!
的が大きくなった真人に対し、確実に攻撃を当てられるチャンスと踏んだ虎杖に駆け引きなどありませんでした。
そこにあるのは限りなく———
透明な殺意
「逕庭拳」
» 用語解説「逕庭拳」とは
虎杖は渾身の一撃を浴びせます!!
しかし!
巨大化したその体は風船のようにパァンと弾けて真人は消えていました!!
手応えのなさに違和感を覚える虎杖。
そこには排水口へと逃れる真人がいました。
追いかけ攻撃を仕掛ける七海でしたが、そこにはもう真人の姿はありません!
「猪野君 本丸が排水口から逃げました」
すかさず猪野に連絡を取る七海でしたが、虎杖は七海の目の前で倒れてしまいました…
真人への殺意を置き去りに虎杖の意識は遠のいていきます…
心配そうに詰め寄る七海は虎杖に声をかけますが…
しかし宿儺さんは伏黒くん大好きですね(笑)
呪術廻戦における3本の指に入る謎のひとつだよ!
その後の真人
息を切らし地下水路に逃れる真人がそこにいました。
真人は振り返ります———
それは“呪いの王”両面宿儺
現時点では漏瑚より呪力の総量では劣るはず
なのにあの存在感
魂の格が違う
宿儺さえ復活すれば自分たち呪霊が全滅しても呪いの時代が来ると確信しました…
それと同時に湧き上がるのは
———虎杖 悠仁を殺したいという衝動。
真人は笑いながら強く拳を握りしめていました。
その後の虎杖と七海
「安静にしてろと言われたでしょう 虎杖君」
真人との戦いを終え、虎杖と七海は高専内のとある一室で、今回の一件を振り返っていました。
「俺は今日人を殺したよ」
そう告げる虎杖。
「呪いによる死」ではなく、「正しい死」を求めていた虎杖は、それが一体なんなのか分からなくなっていました…
「そんなこと私にだって分かりませんよ」
「善人が安らかに 悪人が罰を受け死ぬことが正しいとしても 世の中の多くの人は善人でも悪人でもない」
そしてそれらを正しく導くというのはきっと苦しい「私はおすすめしません」と虎杖に告げました。
しかし最後にこう伝えます———
「今日君がいなければ私が死んでいたように 君を必要とする人が これから大勢現れる」
「虎杖君はもう呪術師なんですから」
子供って言われなくなった!
呪術師として認められた瞬間でした!
吉野順平の死後
神奈川県立里桜高等学校———
今回の事件が発端で、授業ではいじめに関するアンケートが配られていました。
そしてとある一室。
そこには吉野順平の担任、そして順平をイジメていた伊藤の姿がそこにありました。
「吉野のあの傷 オマエがやったんだな 伊藤」
そう問う教師。
「あん時ブルッてなんもできなかった人に あーだこーだ言われたくないんスけど」
そう返事をする伊藤の左腕は事件後、後遺症で動かないままです。
教師は伊藤にこう告げます———
オマエに下った罰については一人で噛み締めろ
俺はこれからだ
まず見えていなかったものをちゃんと見る
俺もオマエも
吉野の心を殺した罪を一生背負って生きていくんだ
何も見てこなかった先生も、罪や生徒と向き合うよう決意をしていました。
虎杖の復帰
高専内を歩く虎杖———
正しい死に様なんてわかりゃしない
ならせめて
分かるまで
アイツを殺すまで
もう俺は負けない
強く決意した虎杖の歩く先には、五条と七海の姿がありました。
「幼魚と逆罰」編は短編小説のようでしたね!
そしていよいよ高専復帰ですね!
【呪術廻戦】アニメ第13話「また明日」の主要な登場人物
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
両面宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
【呪術廻戦】アニメ第13話「また明日」の感想と解説
アニメ第9話から続いた「幼魚と逆罰」編はようやく終りを迎えました。
短編小説のような仕上がりで、呪術廻戦という物語の深さを感じることができました。
そんなアニメ第13話「また明日」の分かりにくそうな点は解説を交えつつ、感想を記していきたいと思います。
アニメ第13話は原作の29話序盤~31話までの内容となっていました!
- 虎杖の成長
救われない悲しい話でしたが、虎杖の呪術師としての、そして人としての成長を感じる物語でした。
人を殺すことのできない虎杖が、正しい死を求め葛藤する姿、そしてそれに答える七海との会話は少年誌と思えないほど考えさせられるものがありました。 - 七海だけを領域に閉じ込めた理由
「無為転変」は魂に干渉する術式。
必中の領域内で虎杖を引き込み「無為転変」を発動させると、必然的に宿儺の逆鱗に触れてしまうと考えた真人は,七海だけを領域に閉じ込めました。
虎杖が外側から領域に侵入したことで、結果的に真人は宿儺の魂に干渉してしまい宿儺に斬られることとなってしまいましたが、こういった細かい戦闘描写はさすがだと感じました!
「逕庭拳」や「自閉円頓裹」などのアニメーションの素晴らしさたるや!
次回からは「姉妹校交流会」かな?
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